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あのトモ

- 本に出てくるあの娘ぼくがトモダチになろうっていったらどんな顔するんだろう -

舞台 - 生を演じることが下手くそな人へ

舞台 (講談社文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/01/13 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 下手くそな道化を演じる人間の物語 カイヨワ の 「遊びと人間」 の中では、人類は文明化の過程で 模擬(演技) と 眩暈 から…

遊びと人間 - まず、あそぶってなんだっけと思い。

「あそぶ」行為について、かんがえていました。 冗談を言うことが苦手な私は「あそぶ」ことも同様に苦手です。会話の途中でふざけてくる「おちゃめ」な人たちの軽やかさは羨ましくもありますが、不意を突かれると度々その返しに困り、固まってしまいます。友…

空が青いから白を選んだのです - 少年刑務所受刑者たちの詩集

空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集 作者: 受刑者,寮美千子 出版社/メーカー: 長崎出版 発売日: 2010/06 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 37回 この商品を含むブログ (5件) を見る 奈良は大和郡山にある素敵な書店、とほん さんの廊下…

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを - 無能の人の愛し方

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを (ハヤカワ文庫 SF 464) 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1982/02 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 153回 この商品を含むブログ (91件) を見る 無能なわた…

豚吉とヒョロ子 - 踊るカタカナ、ドグラマグラだけじゃない!...

夢野久作 豚吉とヒョロ子 これは電車で読むの禁止本でした、おもしろすぎです。 青空文庫で読める、夢野久作の小説です。いまから91年前、大正15年の作品です。 わたくしごとですが、この2017年始はインフルエンザで隔離されておりました。当然本屋には行け…

ジュラシック・パーク - 不満を持ったエンジニアはこわいぞ

ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) 作者: マイクルクライトン,Michael Crichton,酒井昭伸 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1993/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (29件) を見る あらすじ https://ja.wikiped…

渚にて - 世界の終末、人間の死に際について それと 「尻を叩く」こと

渚にて ネタバレ含みますのでご注意ください。空港の後は渚。趣向を変えて映画について。 ディストピア作品、良いですよね。ゆるい日常とは真逆の、切羽詰まりまくりの世界のお話は、切羽詰まった状況でないと出てこないような考えが想起させられることがあ…

空港にて - どこか、遠くへ行きたいな

※ イメージは空港ではなく京都駅だけど、いつも空港に近いものを感じます。 ミレニアム後の閉塞感で生まれた小説 村上龍「空港にて」は、2001年から2003年にかけて発表された、8つの話からなる短編集。 ノストラダムスだ!ミレニアムだ!なんてお祭り騒ぎし…

円卓 - 小学校のクラスのヒーローは、いま

小学校三年生のあの頃 小学校三年生の頃を覚えているだろうか。 西加奈子による小説「円卓」は、小学校三年生の渦原琴子(通称:こっこ)の目線で、小学校三年生の世界が生き生きと描かれている。読んでいるとあの頃に置いてきてしまった感情、「ふつう」な…

アルジャーノンに花束を - 絵画を完成させるような人生

ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」② ... つづき さあ、有名なあらすじ このお話は、普通のひとの半分くらいのIQしか与えられず生まれついた男が、特別な手術によって普通の人の倍くらいのIQを持つようになり、いろいろなことに気づいたり、考え込…

アルジャーノンに花束を - 大人になるってのは、さめていくことなんでしょうか

ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」大人になること① 大人になるにつれてさめる「酔い」 ついこの間二十何回目かの誕生日を迎えた。そうしてまたひとつの節目が始まった。 最近見えてきたことがある。西加奈子の「きりこについて」という小説(これ…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか - 勇敢なひとりぼっちの物語

フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」より② 物語の舞台 富めるものが火星へ移住しアンドロイド(人間型ロボット)を召使にして生活する時代に残された土地、荒廃した地球で起きた物語。 地球は第三次世界大戦の後遺症をうけてひど…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか - 荒廃した地球におけるサブァイブグッズ

フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」より①おもしろ近未来プロダクトたちの紹介 目を惹きつける不可解な疑問形のタイトルを持つ、SFの金字塔的小説。映画化された作品、ブレードランナーも有名だ。(しかしあまり細部を思い出せな…

一千一秒物語 - 月に変にさせられて月になっちゃった話

稲垣足穂「一千一秒物語」よりお月さま 今日のお月さまの光が澄んでいたから思い出して読みかえした。 仕事の帰り道に空を見上げればみんな詩人になってしまう。ちょっとくたびれてる頭と日によって違う顔をするお月さま。なんでもないその日にちょっとだけ…

ティンブクトゥ - イヌの皮を被った哲学者

ポール・オースター「ティンブクトゥ」からミスター・ボーンズ ヒトは微妙な差異の上に、多少は近いところがあったってひとりも同じでは無いんだけど、イヌやネコだってこの例には漏れない。ペットのいる暮らしをしてみたくて保護犬・猫の情報の掲載されてい…

ニューロマンサー - ディストピアを渡り歩くクールでハードボイルドな女殺し屋

ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」からモリィ 本作を読み終えた直後だからこの作品を取り上げるけど、なかでも検討するならモリィかなと思った。サイバーパンクというジャンルを作り出したという本作は、かなり読みにくい。ギブスンの世界観の描写は…

タイタンの妖女 - 地球人の事を想いすぎてだれよりも地球人になってしまったロボ

カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」からサロ 本を通してたくさんの人物と出会ってきたなかで、はじめに検討したいとパッとでてきたのがかれだった。何故ならかれにはなんとかトモダチを与えてあげたいと思ったからだ。 「タイタンの妖女」でかれが出て…

ちょっと恥ずかしいタイトルのブログ

ひまなのでブログをはじめてみる。 ブログのタイトルは分かるひとには速攻で分かってしかも、ひとによっては少し口角が上がっちゃう、わたしのだいすきな曲のタイトルからもじらせて頂いた。 わたしに書けること、わたしが熱くなれるものってなんだろうと思…