あのトモ

- 本に出てくるあの娘ぼくがトモダチになろうっていったらどんな顔するんだろう -

コードやコマンドが載ってるギークな小説リスト1

知識ゼロから始めて、プログラミングやらエンジニアリングやらにまったく興味が持てなかったわたしは、好きな分野、読書からそちらにアプローチしようと、いつの間にギークな小説を漁るようになっていました。

 まだまだ(たぶん一生?)この取り組みは続くでしょうが、まとめ第一弾です。

意外と知られていない? ハリウッド超大作の理系臭香る原作 

ジュラシック・パーク(下)

ジュラシック・パーク(下)

 

 泣く子も黙る有名なジュラシック・パークは、クソエンジニアの仕込んだ悪質なコードのせいでシステムダウンし、恐竜たちが大暴れするというストーリーでした。

原作下巻の割と始めの方をパラパラすると、こんな記述に出会います。

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ご丁寧に、ソースコードとは、と解説まで付いているので、知識ゼロ の人にも優しい仕様になっています。

このあとも紙面でバグの箇所の報告が、該当のコードを添えて為される構成になっています。

90年代初頭に書かれたモノだけに、少し古めの香り漂うコードですね。

ベストセラー作家である著者のクライトンは、ハーバードで医学博士を取ったインテリですが、バカにも優しく分かるように、学術的な内容を小説で解説するのが上手に思います。

因みに映画の一作目はラスト15分くらいに、かの有名な「UNIXなら使えるわ!」と、小学生女児が血まみれで叫ぶシーンが有りますね。

youtu.be

 

さらにです。

あの謎GUIUNIXを体験できるサービス、(やっぱり)作った人はいたみたいです。

gigazine.net

 

暗号マニアのための小説 

クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF)

クリプトノミコン〈3〉アレトゥサ (ハヤカワ文庫SF)

 

 bitcoin や データヘイブンという考えが世に広まるより前に、そのアイデアを含んだ内容で出版されていた前衛的な小説です。 

物語は第二次世界大戦の終わり頃と、インターネット技術の発展著しい90年代後半の2つの時間軸に分かれています。

大戦時の物語はさらに2つの視点に分かれています。1つは米軍視点で語られる枢軸国との情報戦の物語で、もう1つは日本軍視点で語られる、フィリピンでの国家機密プロジェクトの物語です。これらは交差しながら最後には1つに集約されます。

90年代の話はというと、過去軸で暗号技術者として登場する人物の孫であり、ネットワーク技術者である主人公が、仲間と会社を立ち上げ、フィリピンに「データヘイブン」を作る野心に燃える物語です。

全編的に、暗号技術の話がこれでもか、というくらいに散りばめられています。あの共通鍵暗号公開鍵暗号はもちろん、戦時中に軍で使われていたワンタイムパッド暗号、本編の為に数学者がしつらえたソリティア暗号など、暗号技術の図鑑のような内容です。 

知識ゼロから読むのでは少しだけ障壁はありますが、クライトン同様、元々ソフトウェアエンジニアだったインテリ著者による、ご丁寧な解説が付いておりますので、別途専門書を用意する必要はありませんでした。

三巻の終わりの方をパラパラやっていると、こんな記述に出会います。

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... telnet していますね。

公開鍵暗号や、telnet など、普段画面上でお世話になるモノたちが、小説の中で重要な位置付けで用いられるのは、そして、その意味を分かった上で読めるのはドヤ感がハンパありませんでした。

非現実的なハラハラドキドキする危機的状況で、普段使いの技術が普通に使われている様子を見ると、やはりこいつらは元々戦時の軍事プロジェクトとか研究室とかそこら出身なんだなと、想いを馳せるのでした。

 

最後に 映画などの同様のまとめ

https://qiita.com/zakuroishikuro/items/4f0fae7bbce61d5fdc9d

qiita にこのような同様のまとめを見つけました。

しかし小説ってのはわたしも探しましたがなかなか、国内外問わずまとめがないんですよね…

これからもあさってゆきます!!