あのトモ

- 本に出てくるあの娘ぼくがトモダチになろうっていったらどんな顔するんだろう -

読書

「青い月の石」を読んで ... 解けてしまう魔法について。

「オランダの50年の中で一番の子どもの本を書いた」おじいさん作家、トンケ・ドラフトによる子どものためのファンタジーだ。 岩波少年文庫なんて、成人してから初めて手に取ったかもしれない。 最近、これが読みたい、という強いこだわりが持てなくなった。…

「未来のだるまちゃんへ」を読んで

かこさとしさんの絵本が好きだった。 「おたまじゃくしの101ちゃん」が一番のお気に入りで、「からすの〜」シリーズ、それに「地球」や、「とこちゃんはどこ」など読んでいた記憶がある。 何がよかったって、内容がおもしろいのはもちろん、絵柄があたたかく…

「おらおらでひとりいぐも」…四十六億年プラスアルファの人生を振り返る普通の婆ちゃんの話

最近、私のばあちゃんは87歳の誕生日を迎えた。 87歳、とgoogleカレンダーに書いてあって、正直驚いた。とっても長生きだ。私のばあちゃん達は二人ともボケもせずシャッキリとしている。 ばあちゃんは最強だ。もちろん身体は衰えているけど、ちょっとやそっ…

「草枕」… ひとつ手にとっては丁寧に検討する「余」先生との時間プライスレス。

くたびれている。と、帰りの電車でぽつり浮かぶ言葉。 だからって、気分の転換に何処に行きたい訳でもなし。場所が解決してくれるとは、思わない。同じ理由で、新しい何かを始めて、リフレッシュしようとも、思わない。くたびれているが故、動けないと言える…

ここは退屈迎えに来て … 憧れは形を変えてゆくけど。

私は就職のタイミングで関東から関西へわざわざ移動してきた。よく訊かれるその理由をうまく説明するのに、この本が一役かってくれそうな気がして、読んでみた。 アラサーのひとで、地元も都会も知っているひとは、あるあるとうなづきながら読めそうな一冊だ…

スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス … ブルックリンの人間交差点

クリスマスシーズンになると思い出す映画。さらに言うと、これを知っている人と出会ったらちょっぴり嬉しくなる映画「スモーク」、そしてそのスピンオフ映画「ブルー・イン・ザ・フェイス」。これらの脚本が、一つの文庫本で出ていることを知ったので、読ん…

最後の物たちの国で … 何が残るか

最後の物たちの国で作者: ポール・オースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 白水社発売日: 1994/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 大学生の頃、ポール・オースターという作家を知りました。ツイッターで、小説の…

中動態の世界 … 自己理解とセルフコントロールで自由を手に入れようと読めた

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)作者: 國分功一郎出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2017/03/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (23件) を見る 「人はなぜ暇を潰そうとするんだろう、なぜ何もせずにはいられないのだろう」と…

モチベーション革命 - 稼ぐために働きたくない(たぶん、私たち...)世代の解体書

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)作者: 尾原和啓出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る Amazonプライムでそのままダウンロードできたので読んでみました。…

LIFE SHIFT - 100年時代の(なんともマッチョな)人生戦略

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2016/10/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る あけましておめでとうございます。 年明け一発めはAmazonのベスト…

THE SNOW GOOSE

酉の年の終わりに「猫語の教科書」「雪のひとひら」で有名な、ポール・ギャリコ「THE SNOW GOOSE」を。 The Snow Goose and The Small Miracle作者: Paul Gallico出版社/メーカー: Penguin Books Ltd発売日: 1967メディア: ペーパーバックこの商品を含むブロ…

THE FIRST BAD MAN - “discomfortable brilliance” な作品の存在意義

The First Bad Man: A Novel作者: Miranda July出版社/メーカー: Scribner発売日: 2015/09/08メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 来春に岸本佐和子訳で、新潮クレストブックスから翻訳が出る予定の、ミランダジュライ未翻訳小説。 いちばん…

Memoirs - おとうさんに会いたくなった

わたしは普段から父親とは仲が良い方だと思いますが、この週末は特に「おとうさん」に会いたくなりました。 そのきっかけのひとつが Memoirs という冊子。現在開催中の三条富小路書店に行き、棚の上にそっと置かれたこの優しい小編に出会いました。 いしみち…

のんしゃらん記録 - 愛サレタイ、と薔薇になった少年のSF短編

佐藤春夫 (ちくま日本文学全集)作者: 佐藤春夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (14件) を見る わたしの本棚をサッと見て一言「好きだと思う」と、これを薦めてくれた友人は鋭いです。…

アンドロイドの夢の羊

アンドロイドの夢の羊 (ハヤカワ文庫SF)作者: ジョン・スコルジー,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/10/15メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る Amazonの海外SFセールでポチ買してしまいました。ずっ…

そんな日の雨傘に - 悩み多きように見えて実は一番充実している男の話

そんな日の雨傘に (エクス・リブリス)作者: ヴィルヘルムゲナツィーノ,Wilhelm Genazino,鈴木仁子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/06メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログ (17件) を見る 本のジャケ買い(ジャケット買い、表紙のインプ…

ハリネズミの願い - ヘンな自分だけど友達は欲しいんだっていう気持ち

ハリネズミの願い作者: トーンテレヘン,Toon Tellegen,長山さき出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/06/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る オランダでは相当に有名な作家だそう。 あとがきによると、テレヘンは医者をや…

すき好きノート - 節目の日に自分をみつめるツール

今月のはじめ、わたしが世に生まれてから28年目が始まりました。 わたしは年上にも年下にも見られることがありまして、自身としてはあまり年齢に頓着はありませんが、ハッピィバースディ。 誕生日はよくこれまで生きてこれましたという自分への労いと、よく…